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日本建築学会賞 作品賞
建築物名 せんだいメディアテーク
設計者 伊東豊雄

所在地 宮城県仙台市
竣 工/2000年





せんだいメディアテーク
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

せんだいメディアテーク(略称:smt)は、仙台市都心部の定禅寺通り沿いにある仙台市の複合文化施設。仙台市教育委員会が管轄している。公式な略称は「smt」だが、市民は「メディアテーク」と略する。
仙台市民図書館・ギャラリー・イベントスペース・ミニシアターなどからなり、仙台の文化受容の中心のみならず、アート関連の中心となっている。建築家・伊東豊雄の代表作品であり、特に構造の特殊性が注目されている。海外からの観光客が多いのも特徴である。

現代のビルディングの構造は、その多くがラーメン構造という柱・梁からなる構造形式によって構成されている。それは、前世紀の初頭にミース・ファン・デル・ローエによって提示された「ユニヴァーサル・スペース」、すなわち均質な柱と梁の構造体からなる建物内にあらゆる機能を内包することができるという概念と、ル・コルビュジエによって提示された「ドミノシステム」、すなわち柱と床、上下の階にアクセスするための階段という建築にとって必要最低限の構成要素にまで構造形式を還元する概念との延長上にある構造形式である。

伊東豊雄は、こうしたラーメン構造の建築の均質性を打破する新しい建築のあり方を提示した。通常のラーメン構造ではできるだけ等間隔に建てられる四角い柱を、スパイラルを描くたくさんの細い鉄柱に分解することで「すけすけの柱の内部」(チューブ)を作り出し、それらをできるだけ不規則に配置することで不均質な場としての内部空間を計画した。このチューブは床を貫通し、設備系統、エレベーターや階段、屋上からの採光や通風など、その内部が見える縦方向のコアとして機能している。

明らかにこれは「近代建築」、「ル・コルビュジェ」、「ドミノシステム」を乗り越える試みであり、「柱の概念を解体する」挑戦とも受け取れる[6]。世界の第一線級の建築家は、近代建築に対する批判的思考を経て新しい建築形式を生み出そうと試みているが、smtで実現した新しい建築のスタイルは、そうした伊東自身の発想もさることながらコンピュータにより複雑な立体物の構造計算が可能になった現代だからこそ生まれた形でもあった。伊東はこの作品以後、冒険的な構造の建築を積極的に試みるようになった。









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